米国への引越しから1年がちょうど過ぎた。特に書き溜めたものはないが、仕事面、生活面で少し記録を残しておく。

仕事面

会社やよく働く同僚と時差が同じ、もしくは近づいたこともありだいぶ良くなった。コミュニケーションの回数、お客さん対応のしやすさ、意思決定に関わる範囲が増えるなど。特定の専門領域やその周辺に関わるところでは黙々と安定性をあげ、機能を拡充したりしている。一方、日本やインドなどの方面のやりとりはやはり時差の関係で難しさは上がった。

"日本語"が話せることで、日本地域に対する営業のヘルプが出てきている。時差の関係であったり、英語の仲介役として参加することもあり、呼ばれてからヘルプする、というだけでは難しい面にもいくつかでくわした。これは所属するスタートアップの日本語話者が私しか今はいないので致し方のない面ではあるけれど。

面白い面として、OSS関係で仕事のお客さんとやりとりするときに認識されていることが増えてきた。もちろん、ユーザとして。情報の追従など含めて頑張る必要がある面は多分にあるのですが、まだ頑張ろうと思える出来事。

生活面

引っ越す前の段階からユニオンバンクに給料を振り込んでいたので、移住の際の出費などで日本円をドルに持ってくることはなかった。今現在の職である限り、金銭的な工面は当面は大丈夫な感じになった。今年からは完全に居住者なので、確定申告も居住者として支払うことになる。

食事は満足している。日本食のような味付けに必要な出汁でいうと茅乃舎の出汁が手に入るし、日系スーパーはさほど頻繁には行かないのだけれど、それ以外の場所でもある程度十分な食材を手に入れることができる。多分、ここら辺の出費は日本にいたときとさほど差はないか一部高くなっている。外食は時折している程度である。日本よりは高いが、それぞれの居住地にいたときの収入に対しての外食の占める出費の割合で言うと同じか低い。そういう意味では、食材を買う出費は日本にいたときよりは相対的に安くなっている気がする。これが初めての渡米なので昔のシリコンバレーは知らないが、先人に感謝する面が多いと思う。私も後陣を考えて良きに振る舞いたい。

家賃は高い。日本で住んでいたところの2倍行いかないくらい。ただ、部屋の全体の広さも2倍くらい。

医療費も高い。予防的な対応には基本的にはお金がかからないようになっているが、例えば歯科矯正や虫歯治療になるとそうではない。ただ、日本にいた時から自由診療にも通っていたので、収入面からの相対的な目線で見ると歯科に関しては安くなった。医療費はまだ幸いにも健康体であるので大きな負担にはならないがいざという時の予防的なものも含めて会社サポートの恩恵に預かっておく。もう少し保険を学んでみるのも良いかもしれない。

そういえば、こちらにきて歩いたりすることが増え、健康的になった。日本にいた時から使っていた体年齢の計測機能付き体重計によると、18歳のよう(いっとき、もう少し年齢上がったけれど渡米した後にまた下がった)。

そのほか

私はスタートアップで働いているので、big techな方々に比べると収入も低いのだが、今のところは貯蓄や投資もある程度できている。妻が社交的なので、知人を作ってくる。彼/彼女らやその配偶者もbig techや巷で聞くIT系企業が多く、ここら辺の雰囲気を感じる。社割の話も聞くと、色々とお得感も感じる。

帰省はしたいがこのご時世なので良い機会を見計らう必要がある。帰省したいときにできるようにお金やAmexポイントを蓄えておきたい。

これから

幸運にも、挑戦したいと思っていた領域のスタートアップからもらったオファーから始まった渡米なので、もう少し挑戦を続けようと思う。堅調に成長を続けていて、優位性を見つけて利用してくれている方々もいる。嬉しいことに、システムの安定性を評価して選んでくれている方々もいる。

転職を繰り返す人が多いと聞く地域だけれど、まだ道半ばなのでもう少しここでやっていきたい。


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