フルサイト編集(Full Site Editing = FSE)が搭載されるWordPress 5.9は12月にリリースされる予定だったが、2022年1月25日に延期されることが決定した。やはり、フルサイト編集の道は一日にしてならず、ということだろう。

延期の理由だが、GitHubのイシューに上がっている通り、解決していないバグがまだ結構残っているからである。WP TAVERNによれば、特にテストチームから延期の要望が強く上がったようだ。

緑のものが解決していないオープンイシュー。

いくつかの機能の搭載を諦める、つまりデグレードして公開する案も出たようだが、いわゆる密結合状態になっているコードも多いため、一部の機能を6.0に見送りというのは難しかったようだ。

今回の遅延を受けてか、リリースチームは「WordPress 5.9でこんなにすごくなるよ」というビデオを公開している。WordPressでサイト制作を行う筆者としては「遅れてハッピー!」という気持ちもなくはないのだが、アップデートを楽しみにしている読者はビデオを見ながらWordPressの新機能をチェックしてみてほしい。